『不動産会社モデルルーム』のパンフレット型チラシ

このカテゴリーでは、当社に投函されていた実際に運用されている広告の例を挙げて、その効果やレイアウト、デザインなどを研究してみます。

※広告に掲載されている会社・店舗と当社との関係性や、サービス・商品の批評の意図はありません。広告物としての研究となります。
※写真のチラシの著作権は、配布した各社に帰属します。

少し珍しいパンフレット型チラシ

258mm*180mm A4変形パンフの部類です。
中綴じ8ページの冊子になっています。

この会社ではマンションの購入者のための、 集客ツールとしてパンフレットを活用しているようです。 表紙には主となる建物の外観CG写真を掲載して、下には部屋の価格帯と寸法、駅からの徒歩を大きく表示しています。

一番大きなのは「9分」という文字で、やはり不動産関係というのは駅からの徒歩というのが非常に重要になっているということがわかります。 そして、モデルルームが実際にオープンしていると言う文字も大きく表示されています。

このことから、不動産関係の広告を作られる方は、駅徒歩やモデルルームの有無などを強調して宣伝すると言うのがセオリーになりそうです。


アンケートや設備が分かりやすくまとまっている

2ページ目に映ると、第1期ご購入者様アンケート結果発表の欄があります。既に購入された人のアンケートで、実際の年齢層や家族構成が分ります。

マンションを購入する際は、他に住んでいる人がどんな人かというのが気になります。それをプライバシーを侵害せずにこのように大まかにわかると言うのは、顧客の安心感につながりそうです。

下の段には、四角いブロックにした内装の特徴が構成されています。写真とイラストでわかりやすくまとまっています。一番小さな文字は読むのが難しいほど小さいですが、1つずつのタイトルが大きめに描かれているので体感的にはわかりやすくすっきりしている印象があります。


部屋の間取りのページには、具体的に家具をレイアウトして配置したイラストが描かれています。 今までのマンションの広告と言うのは具体的に家具が書かれている事はあまりありませんでしたが、このページ設計はわかりやすいですね。

冊子の後半には、なぜ今マンションを購入したほうがいいかというのが解説されています。 賃貸よりお得、史上最低水準金利、自己資金がなくても良い、生命保険付き、注目のリセールバリューなど、今すぐ購入してもお得だと言う理由が羅列されています。

なんとなくマンションが欲しいと言う人の中には、お金の関係で悩んでいる人が多いはずです。そこの部分に切り込んで、不安を取り除いてあげる広告と言うのは成約率が高くなりそうです。

参考にしたい分かりやすいパンフレット・チラシ

何が伝えたいかとてもわかりやすいチラシになっています。外見から中の設備、購入する際の有利なメリットなどが購買につながりやすいことになっていて好印象でした。